障がい者が切り開くアートの世界・・ハートネット(NHK)から

「すごいぞ、これは!」作品の価値を観客にストレートに訴えかける珍しいタイトルの展覧会

昨年のちょうどこの季節に埼玉県立近代美術館で開催されました。
文化庁の委託事業として同館などが実施した「障がい者の優れたアート作品」に関する調査をもとに、全国の美術館学芸員や専門家が推薦する12人の障害者の作品を紹介するもので、作家の障がい種別についての詳細は明らかにしていません。
障がいの症状というフィルターをなくし、作品そのものの魅力をストレートに感じてほしいと考えているからです。
「彼らの作品を人物像とは切り離して、純粋なアートとして評価したいと考えているそうです。

それで、個々の作家の芸術性を認めたのが誰であるのかを明確にするために、今回の展覧会では推薦者を明示し、推薦の言葉をブースごとにパネル展示方法。障がい者アートの作家たちの多くは、正規の美術教育を受けていません。

今回も12人の中で美術教育を受けたことがあるものは1名だけです。その意味ではみんなアマチュアとも言えますが、現代アートの世界では、正規の美術教育を受けているかどうかは、もはや問題にはならないそうです。

例えば、ポップミュージシャンに、どこの音楽大学を出ているのかなんて、誰も聞きませんよね。こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、伝統的な美術教育によって、歪められていないところもいいそうです。

さいたま市在住の杉浦篤さんの作品は、自分の持っている写真を日がな眺めながら、気に入った個所をこすり続け、それが古写真のように加工されたものです。本人に創作活動をしているつもりはまったくありませんがコレクションしている写真を作品として展覧会に出品してもらったそうです。「河原で気に入った小石を集めるような、何も作らないけれど、自分の愛するものを抽出する行為が、表現や創作に根ざす従来の美術の見方を見直す契機になれば」という主催者側のコメント。障がい者の作品には、美術作品と呼ぶには一瞬躊躇するものもあります。杉浦さんの作品は、その典型的な例なのかもしれません。

しかし、なぜか心惹かれます。その理由は「健常者のアーティストは、伝統的な美術技法や流行りのアートシーンについての情報をたくさんもっています。そして、それらを踏まえて、作品を発表していく上での戦略も立てます。

しかし、障がい者のアーティストの作品には、そういう邪魔なものが入り込む余地がなく、自分の愛するもの、気に入ったものが直接現れてきます。そのことが見る人の心を揺さぶるのだと思います」という。

「障がい者アートは宝箱というか、面白いものが山のようにあります。これをほっておく手はない。

日常生活においては、障がいは“ハンディキャップ”かもしれませんが、アートの世界では障がいは“才能”です」と主催者の埼玉県立近代美術館の言葉です。

愛知県や名古屋市でも障がい者の才能をもっともっとひき出していただけるプロジェクトや企画を期待したいですね。

参考のurl:http://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/229291.html

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